Kriging補間を実行するコマンド
まず最初に、Cドライブの直下にcmd_testという名前でフォルダを作り、チュートリアル1でダウンロードしたデータの中の「2d2.csv」というファイルを、その中にコピーしてください。
これは補間対象になる地点データのファイルです。コピーが終わったらコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行してください。
cd "C:\Program Files\Visualizer\VisualizerPro 7.0\bin"[Enterキー]
visuzlizer -run kriging -file_csv_in "c:\test_cmd\2d2.csv" -file_sphi_out "c:\test_cmd\out.sphi" -nx 40 -ny 40 -nz 1[Enterキー]
実行後、Kriging補間の実行結果が、c:\test_cmd\out.sphiを出力されます。
【コマンドの解説】
・-run kriging:Kriging補間の実行オプション。
・-file_csv_in "c:\test_cmd\2d2.csv":入力csvファイル(*.csv)の指定。
・-file_sphi_out "c:\test_cmd\out.sphi":結果の出力先ファイル(*.sphi)の指定。
・-nx 40 -ny 40 -nz 1:x,y,z方向の各分割数の指定。2次元の場合は、nzは1としてください。
保存済の表示設定を複数のデータに適用し、画像ファイルを保存するコマンド
保存済の表示設定とは、ファイルメニューの「ポスト設定を保存」で保存したpostset(ポストセット)ファイルのことです。
この設定ファイルを使って複数のデータの画像を保存するには、次の「autorun postsetファイル」
を作って、コマンドで「-run autorun_postset」オプションを実行する必要があります。
autorun postset ファイルのサンプルは、ここからダウンロードできます。
以下は、このファイルのフォーマットの解説です。
なお、このサンプルは、チュートリアル1の結果が「C:\chuto1」に保存されている場合の例です。
1 # ファイルバージョン
1 # データファイル(*.sphi)の数
C:\chuto1\out.sphi # 1つ目のデータファイルに対応するファイルのパス。もし上の行のデータファイル数が2なら次行は2つめのデータファイルのパスを記載します。
2 # postsetファイル(=表示設定ファイル)の数
C:\chuto1\tem.postset # postsetファイルのパス
C:\chuto1\hum.postset # postsetファイルのパス
png # ダンプする画像ファイルの種類(png/jpg/bmp/gif)
※注意1:上記では#以降にその行の説明を記載していますが、実際には「#」を使用したコメント機能はありません。
※注意2:保存される画像ファイル名は「postsetファイル名」+「データファイル名」+「画像ファイル拡張子」となり、保存される場所は、データファイルが存在する場所になります。
※注意3:ファイルのエンコードは「UTF8」としてください。
上記のようなautorun postsetファイルが、「c:\test_cmd\autorun_postset.txt」にあった場合、
このautorun postsetファイルを実行するには次のようにコマンドを実行します。
cd "C:\Program Files\Visualizer\VisualizerPro 7.0\bin"[Enterキー]
visualizer -run autorun_postset -file_autorun_postset_in "c:\test_cmd\autorun_postset.txt"[Enterキー]
【コマンドの解説】
・-run autorun_postset:autorun postsetファイルの実行オプション。
・-file_autorun_postset_in "c:\test_cmd\autorun_postset.txt":実行したいautorun postsetファイルの指定。
・-nx 40 -ny 40 -nz 1:x,y,z方向の各分割数の指定。2次元の場合は、nzは1とします。
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